かにたまです。
国内ビットコインの価格差が隔離しすぎるという異常事態が起きています。
国内ビットコインの価格差が異常事態に!
国内ビットコイン市場で1ビットコインの価格が1855048~2072420と1BTCあたり最大21万円以上(約10%)も差がある異常事態が起きています。
ビットコイン未確認取引件数が20万越えに
何でこんなに差があるんだろう?おかしいな、と思いました。これだけの価格差があると、アビトラージのし放題です。
アビトラージとは、安い所で購入して高く売れる取引所で売って差額で儲けることです。上の例だと、コインチェックさんで1ビットコインを買って、Krakenさんに送金し売れば、2072420ー1855048ー手数料=利益になります。
詳しくは上記事をご覧下さい。
このアビトラージをしていけば、そのうち価格差はなくなります。しかし、それができないのは現在のビットコインの送金の遅延が原因となっています。
https://blockchain.info/ja/unconfirmed-transactions
現在、ビットコインの未確認取引が20万となっていますね。
つまり、価格差を利用してアビトラージをしようと思っても、送金遅れが足かせとなっていてアビトラージがしにくい状況になっています。それゆえに価格差を縮めることができず、これだけ国内取引所により差が開いています。
ただでさえ、現在のビットコインは暴れ馬のように動いています。よって、送金が遅れると遅延中に価格が急変動してアビトラージで儲からなくなる可能性もあり非常にやりづらい状況となっています。
そもそも国内取引所自体が重い!
ビットコインの上昇で急激に新規ユーザーが増えたためか取引所自体が重く、繋がりにくい状態が起きています。
Zaifさん
— 佐伯 (@saekiya) 2017年12月6日
502 Bad Gateway
( ˘ω˘ )و゙㌧㌧㌧㌧ pic.twitter.com/XzKLFMSndE
Zaifさんはいつも通り
さすがのコインチェック様も502バッドゲートウェエエエイ出ちゃったよ pic.twitter.com/U4cc1yPqg3
— タマゴマン (@kabuman1000) 2017年12月8日
サーバーの強いコインチェックさんでも久々に502が出ています。
CMの影響でしょうか。TV放送は13日から。
12 月 9 日(土)8 時 30 分頃から、Microsoft Azure Database不具合のため当社サービスにアクセスできない状態となっておりましたが、日本マイクロソフトと協力し 10 時 16 分 頃に一部サービスが復旧し、11 時 40 分頃に全サービスで復旧いたしました。
— bitFlyer(ビットフライヤー) (@bitFlyer) 2017年12月9日
ビットフライヤーさんも最近重いようですねえ。
想像以上に仮想通貨の新規ユーザーが増えていそうです。
ビットコインの送金手数料が1900円!?
【お知らせ】
— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) 2017年12月8日
現在ビットコインのネットワークが混雑しており、送金に遅延が発生しております。これに伴い、2017年12月8日12:23頃〜混雑が解消されるまでの間、送金手数料を通常の0.0005BTCから0.001BTCへ変更を致します。何卒、宜しくお願い申し上げます。
上でも記載したようにビットコインの未確認取引が増えて詰まりが起こっています。そのため、送金に遅延が発生しています。
そして、コインチェックさんでは解消まで送金手数料を通常の0.0005BTCから0.001BTCへ変更となりました。現在、1BTCが約190万ですので、送金手数料が1900円ほどになります。∑(゚ω゚)
「新規ユーザーが増えているからといって値上げ!?1900円ってぼったくりやん!」と思うかもしれませんが、 送金手数料は運営がもらう手数料ではなくビットコインネットワークが受け取る手数料も含まれています。
マイナーに支払う手数料+取引所の取り分=取引所でのビットコインの手数料になるんですね。つまり、マイナーさんに支払う手数料が上がっているためにコインチェックさんでの手数料が上がっているというわけです。
以前も記事にしましたが、今のビットコインは送金詰まりが大きいほどマイナーへの支払い手数料もあがり、手数料が上昇していく傾向にあります。
ビットコインから分岐したビットコインキャッシュが生まれたのも、このような経緯があったからです。このような出来事はビットコインキャッシュが生まれる前からありました。この時(上記事)は、送金に1日以上かかりました。とはいえ、マイナー手数料が上がれば、あの時のようにビットコイン詰まりは解消していくでしょうか?
またもやビットコインのスケール問題が露呈しています。ライトニングネットワーク等の実装が待ちわびられ、注目してますが、まだ時間がかかりそうです。
今のビットコインは大手市場に唯一これから先物上場するように、金融商品となり、他の仮想通貨とは別格扱いになっています。それが、価格や時価総額にも反映されていますが、通貨としての役割を考えると、現状では非常に厳しいものになっています。
将来、ビットコインは資産としての立ち位置になるのでしょうか?それともライトニングネットワークなどの技術の進化でこのスケール問題による送金遅延などを解決、日常生活でも使用できる日がくるのでしょうか?ますますこれからのビットコインに目が離せません。
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