仮想通貨で90%以上の暴落を味わった猫のブログ

初心者向けの仮想通貨ブログです。2016年8月に参入。暴騰や暴落を経験し、その将来性やリスク、ニュース等について記事を書いています。

世界初!ベネズエラの仮想通貨通貨「ペトロ」は国の経済を救うのか?

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ベネズエラの仮想通貨「ペトロ」が2018年2月20日より始動しました。

 

 

「ペトロ」は石油資源を担保に

深刻な財政危機に陥っている南米ベネズエラのマドゥーロ大統領は、2018年2月20日、世界有数の埋蔵量を誇る原油を担保にした独自の仮想通貨「ペトロ」の発行を開始したと発表しました。

公式サイトが公開されています。

 

南米の産油国ベネズエラは、外貨収入の90%以上を原油の輸出に頼っていますが、原油価格が低迷してきたことやアメリカの経済制裁の影響で、深刻な財政危機に陥っています。

こうした状況を打開するため、ベネズエラのマドゥーロ大統領は、20日、首都カラカスで記念式典を開き、原油を担保にした独自の仮想通貨「ペトロ」の発行を開始したと発表しました。

ベネズエラ政府によりますと、国家が仮想通貨を発行するのは世界で初めてで、事業計画では「1ペトロ」を60ドルで販売し、総額1億ペトロ、日本円でおよそ6400億円分を発行することにしています。

式典の中でマドゥーロ大統領は、すでに790億円相当の購入の申し込みがあったことを明らかにし「上々の滑り出しだ」と述べ、さらなる調達に自信を示しました。しかし、ベネズエラには日本円で10兆円を超える対外債務があるとされ、債務の支払いが滞るなど深刻な財政危機が表面化していることから、仮想通貨を通じて期待どおり外貨を集められるか、市場では成果を疑問視する声が上がっています。
 

 

 

悲惨な経済状況を打破する起爆剤になるか!?

ベネズエラの経済成長率は-10%であり、上記事にもあるように10兆を超える体外債務があるといいます。

 

www.cnn.co.jp

また「ペトロ」の担保である原油も過去30年で最低の原油生産量となりました。埋蔵量は世界1位であるものの原油生産量が減っている現実を見ると、将来的に価値として担保になるのかどうか疑問の声が出てきてもおかしくありません。

 

www.bloomberg.co.jp

またベネズエラ自体がハイパーインフレであり、そのような国の仮想通貨が上手くいくのだろうか?という懐疑的な意見も多いのが現状です。

 

しかし、もしも「ペトロ」がこの経済状況を打破する起爆剤になれば、多くの国が一斉に国の仮想通貨を発行するようになるでしょう。

ベネズエラの大統領自らが

すでに790億円相当の購入の申し込み

 と述べて自信を見せているように想像以上の資金が集まっているようです。

 

 

ペトロの概要

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https://foundico.com/ico/petro.htmlより

 

ETHトークンで発行枚数は1億枚の中から3840万枚を2月20日から3月19日まで予約販売されています。1ペトロ=60ドルなので1ドル107円として1ペトロ6420円ほど。

 

 

しかし、

前日のベネズエラ原油バスケット価格を参考にして、国税や手数料、拠出金、公共サービスの支払いとしてペトロを受け取ることを保証する

と、公式ページには書かれており、価値は保証されるとのことです。

 

ペトロに将来性はあるのか?

正直な所、ベネズエラのペトロは国の経済状況が悪すぎるために流行のICOで何とか資金を調達したいという意図しか見えないです。

 

f:id:moneygamex:20190222145204j:plainインフレ率の推移(1980~2018年)(ベネズエラ, 日本) - 世界経済のネタ帳

現在、ベネズエラ自体がハイパーインフレであり、経済状況は最悪です。そんな国家が仮想通貨をつくった所で価値を上げるとは思えません。

ベネズエラの原油が担保ということで、原油が暴騰すればワンチャンスはあるかもしれませんが、それならペトロではなく原油に投資しても同じですよね。

なお、米国のトランプ大統領はベネズエラが発行したあらゆる仮想通貨について、米国民による購入を違法とする大統領令を発しています。

 

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