かにたまです。
1月のピークからすっかり元気のない仮想通貨市場ですが、取引所トークンブームが到来しています。
仮想通貨の取引所トークンブーム到来!?
24 Hour Volume Rankings (Exchange) | CoinMarketCap
仮想通貨の取引所トークンブームが到来しています。
取引高は、もはや既存の仮想通貨を凌ぐほどです。
このように出来高からも取引所トークンが特に注目されているのがわかります。
FCoin取引所(ベータ版)、24時間取引量1830億円でBinanceを抜き世界一の取引所へ#FCoin $FT pic.twitter.com/wai0LgEfHW
— Tainoko / FCoin $ZIP (@btc_tainoko) 2018年6月7日
特に著しいのはFTトークンですね。
Fcoinという元Houbi取引所のCTO(最高技術者)が建てた取引所はまだβ版にも関わらず、何と1日の出来高は世界一のバイナンスを凌ぐほどです。
ビットコインが下落している中、 Fcoinの取引所トークンFTは上昇し続けています。
なぜ取引所トークンが人気なのか?
取引所トークンが人気な点として、その付加価値にお得感があるという点が大きいです。付加価値は取引所毎によって変わりますが、その例をいくつか挙げてみます。
配当制度
Fcoin取引所のFTトークン保持者への80%配当えぐいです。。
— 仮想通貨@戯言 (@xscook) 2018年6月10日
私は当初100万ぐらいいれましたが、本当に一週間の配当で投資分が戻ってきそう。。6/10の配当、USDTだけで16万ぐらいきました。。w怖いw pic.twitter.com/dzuncTlJUR
今さら聞けない「FcoinとFTトークン、何がすごいの?」「なんで値上がりしてるの?」という疑問について、まとめてみました。
— 最強のアリ@仮想通貨 (@Strongest_Ant) 2018年6月8日
(計算間違いとかしてたらごめんなさい。) pic.twitter.com/H6wGPRPovy
バイナンスの出来高を上回った FcoinのFTトークン等には、還元率が脅威の80%、単純計算で日利で約0.4%の配当がつきます。
同じ配当制としてKucoinがありますが、ここの日利(0.0015%程)に比べても非常に高く、あまりの配当の良さに以前破たんしたビットコネクトのようなポンジスキーム的な部分も感じてしまいます。
しかし、バイナンス以上の出来高と元Houbi取引所のCTO(最高技術者)が建てた取引所ということで信頼を集めており、今の所はうまくいっているようです。
FcoinのFTトークンの高い配当もまだβ版ということで、お得感を出すために高めに設定しているのかもしれません。
ウォーレンパフェットさんが述べているようにビットコインは金と同じで持っているだけで配当が与えられるものはありません。しかし、一部の取引所は売買手数料等で得られた利益から配当にして更に顧客を呼び込もうとする試みも行なっています。
手数料が割安に
例えば、バイナンスでは取引所トークンを持っていると取引手数料が0.1%から0.05%になり半額で取引ができるようになります。
上場投票権
上場の投票権に使えるようにしていますね。
エアドロップ
所持しているだけで枚数に応じてエアドロップを行なっている取引所トークンもあります。
このように付加価値をつけることで取引所トークンは大きく価値をあげています。取引所の利益は仮想通貨の売買手数料で決まりますので利益が還元されるとなると上がりやすいわけです。
国内での取引所トークンはないの?
Dash、Monero、Zcashがコインチェックさんで取り扱い停止になったように基本的に日本では金融庁で認められた仮想通貨銘柄でないと上場できない状況にあります。
よって自社トークンを新しく出そうとしてもスグには出来ない状況にあります。
金融庁に認められた取引所(仮想通貨交換業者)で上場しているものは
・ZaifのZaifトークン
・QUOINEX のQASHトークン
これら2つですね。
QASHトークンの方はかなり頑張っていますね。
こちらは所持しているとQUOINEが今後提供する新しいサービスや新しいICOへの優先的投資機会をQASH所持者は得ることができるとされています。
Zaifトークンは、飽きてほっからかしにしているのか、もしくは独自の道を模索している感じがします。現状は持っていても使い道がないです。
しかし、取引所トークンブームにも関わらずどちらも下落しています。
ビットコインの出来高は今でも日本が高いです。それにも関わらず、せっかく金融庁に認められた自社トークンを有効に生かしきれていないのは勿体無い気もしています。
取引所トークン情報
Fcoinに乗り遅れた方向けのこれから販売予定の取引所トークンを幾つか記載します。
Fcoinは暴騰しすぎ、かつ、今年は新しい取引所トークンが増え、かつ下落トレンドが続いていますので乗換えなどで離脱率が高いと予想され、今参加するのは危ないと感じています。下落しきってヨコヨコが続き上向いてからから参加した方が良いでしょう。
そこで、これからの新たな取引所トークンをいくつかご紹介します。ご紹介する取引所は、規模はそこそこな取引所から未知数な取引所もあります。リスクがあることはご理解ください。
AAcoin
⇒ AAcoin
モンゴルのAAcoin取引所の取引所AATトークン。CEOは日本人です。
テレグラムの規模は昨日で3300人ほどでした。
AAcoinに登録して身分証明(KYC)を済ませると50AATトークンが配布されます。モンゴルの取引所は未知数の部分もあります。
面白そうなので僕も登録してみたところ、登録してから約1日後に50AAT頂きました。
このエアドロップは6月29日頃まで行なっているとのことです。
ここのトークンは四半期にAAcoinの収入の20%をAATトークンを買うために使われるという特殊ルールがあり、買い取ったトークンをバーンするということで定期的な価格の上昇が見込めます。
バーンで希少性をあげつつ自社でトークンを保有することを否定している点が凄いなと思いました。
TOPBTC
⇒ TOPBTC ,The most professional integrated virtual currency and digital currency trading platform
取引高で世界16位のTOBBTCがTOPBという取引所トークンを販売しています。トップページの赤枠の部分から購入できます。
セール期間は6月1日~20日、毎日17時から販売しています。
購入制限もあり、1日で0.2ETH ~ 2.0ETH(10000TOPBまで)になります。
TOPBTCでXPが上場していることもあり、僕も購入してみました。
なお、購入した6月5日は1分以内で売り切れました∑(*゚д゚*)
保有のメリットとしては
1、運営が取引所利益の50%でTOPBを買い戻してBurn
2、取引手数料が半額
3、TOPB所持の上場投票権
4、所持による様々なトークン等のエアドロップ
1ETH=5000TOPBですので、2億枚のトークンの価値は40000ETH(約23億円)。
出来高の高い取引所でのプラットフォームの利益の50%を買い戻し+バーン効果は非常に大きいと感じています。
状況次第ではなくならないように割合は変えてくるでしょうね。
2億枚で時価総額40000ETH(約23億円)ほどですので、他の取引所トークンよりは割安なイメージはあります。
BTCC
先日、取引所のアップデートが完了しリニューアルされました。
リニューアル前はBTCCトークンの記載もあり、取引所トークンが販売されるのかと期待されていましたがBTCCトークンの上場はありませんでした。
BTCCのアップグレード完了🧐
— Karen - 暗号通貨投資家 (@K25901749) 2018年6月12日
運営に確認したところBTCCトークンはポイント保有者が優先的に買えるもしくはポイントがトークンへ変わるとの事。
詳しい発表はこれから出るそうです✨#BTCC #取引所トークン https://t.co/P8g4WXY2aI
運営に確認された方がいらっしゃいました。
詳細情報はこれからのようで注目ですね。
https://www.btcc.com/account/reward-points
BTCCでは取引所からのミッションをこなすとポイントが入る仕組みになっています。
BTCCは中国の三大取引所の1つで、中国の規制により香港の会社に買収されリニューアルしました。非常にポテンシャルが高い取引所です。詳細は上記事をご覧下さい。
BKEX
⇒ BKEX
6月15日にオープンする新興仮想通貨取引所ですね。
BKEXの登録者には4000BKEXがもらえます。
これはのちに取引所トークンであるBKKに1:1の割合で交換することができます。
取引所トークンであるBKKを保有していると、毎日USDTで配当がもらえるというところです。驚いたことは還元率が100%という点です。
これはホワイトペーパーの3ページ目に記載されていました。
これは凄いですね。Fcoinでも還元率は80%です。
更にBKKは30億枚あり、90日×16サイクルで新規発行は終了するとのこと。初期に取引をした人には有利な仕様になっています。
https://t.co/sOxTjifd0T is open for registration. In just 30 hours, the registration has exceeded 150,000. pic.twitter.com/jKELmMixrb
— Winfred Ji (@Jiiibohan) 2018年6月11日
登録は既に15万人を超えているようです。
もっとも事実かは不明です。
既にオープン予定したが登録者が多いため延期し、6月15日オープンになっています。
ただし、この取引所はFcoinとは違い、全く無名の方々が運営しています。
魅力的な配当ですが、現在の取引所トークンブームに乗じている可能性もあり、注意が必要です。個人的にはBKEXの登録者には4000BKEXがもらえますので登録だけにとどめておくか、購入するにしても早々に原資を抜いた方が良いと思われます。僕はエアドロップだけもらうつもりです。
現状、登録や2段階認証に不具合があり、設定できない状況にもなっているようです。資金を置いておくのは不安です。様子見でも良いと思います。
中文:https://t.co/RLnlIAnheb
— Winfred Ji (@Jiiibohan) 2018年6月13日
en:https://t.co/LAMcvOaJm5
日本語:https://t.co/1zC60PoqCJ
한국어:https://t.co/5w96uhgEwy
テレグラムも存在しますが、登録者が15万人を超えている割には少なく本当に15万人も登録したのかしら?と思ってしまいました。
ただ、日本でも噂が広がりつつあり、注目を集めているのは間違いないです。
CoinPark
⇒ CoinPark
この記事の公開段階ではトークンも販売されておらず、まだ取引所で取引はできません。トークン販売開始時期はまだ未定です。
毎時間、取引所トークンであるCPの保有者のスナップショット取り、CoinParkのプラットフォーム収益をCP保有者に90%還元されます。
この取引所の強みはFBG資本、丹华資本Danhua Capital等のファンドがいる点が強みです。またFcoinと同じ8DECIMAL、NODECAPITALもバックにいます。
更に世界10位以内の出来高を誇る取引所Biboxチームと連携しているのが強みです。
実際、CoinParK はBiboxのアカウントがあればログインできることから繋がっているのでしょう。
Fcoin同様のファンドや、Biboxチームも絡んでいることから多少の安心感はあります。しかし、90%利益還元は非常に高く警戒は必要です。
※随時、情報を追加予定です。
最後に
現在、海外の一部の取引所トークンは今の仮想通貨全体が下落トレンドにも関わらず非常に好調です。しかし、それゆえに注意が必要です。
登録で無料でもらえるエアドロップに留めておくか、儲かっても原資は抜くことを推奨します。
最終的には取引所トークンは自分が利用している取引所のものに留めておくと良いでしょう。ブームはそのうち過ぎ去ります。
聞いたことがない新興取引所は、特にリスクがあることはご理解ください。
世界で取引できるのが仮想通貨の良いところです。そして、今後、中央管理の取引所を必要としなくても交換できるようになっていきます。
よって、最終的には国に関わらず、最も重要なセキュリティが強く、サービスの良い幾つかの取引所だけが残っていくと感じています。
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