かにたまです。
停滞が続く仮想通貨市場ですが、リップル、モナコインの一部の仮想通貨が急騰。久々にこれぞ仮想通貨という動きを見せたようです。
Ripple
3日で2.5倍
https://bitbank.cc/app/trade/xrp_jpy
リップルはここ最近は30円前後をキープしていましたが、9月18日17:00から伸びを見せ始めました。
3日後の9月21日の夜には75円代と3日で約2.5倍ほど上昇しました。
あまりの短期的な急上昇に、さすがに垂れてきていますね。
XRP (XRP) price, charts, market cap, and other metrics | CoinMarketCap
何か重要な情報をつかんだのか、仕掛けなのかはわかりませんが、昨年を思い出すような急騰劇でした。
一時期は、イーサリアムを抜いて時価総額が2位まで上がったようです。
また、ビットコインのドミナンス(支配力)は51%まで減少したのに対し、リップルのドミナンスは10%ほどまで急上昇しました。
リップルの価格が急騰しています。
しかし、急騰かつ、長期チャートで見ますと、惜しくも上抜けできなかったので様子見が良いかと思います。
拡大してみました。
このラインはかなり意識されていると思います。
RippleのSWELL2018が近づく
重要な情報として、2018年10月1日からリップル社主催の国際カンファレンスが開かれます。昨年も相場に大きな影響を与えました。
SWELL2018にビル・クリントン登壇!
リップル社主催の国際カンファレンス「SWELL2018」が10月1日から2日間をかけてサンフランシスコで開催されます。
スピーカーには、なんと元米国大統領であるビル・クリントンさんも登壇します。
これは、すごいですねw
クリントンさんの基調講演は10月1日。
クリントン、オバマ大統領の下で国際経済評議会長と国家経済顧問をつとめたジーンさんとの対談を行うということでどんな話が出るのか楽しみです。
SWELL2017の時」はどうだったの?
ちなみに昨年のSWELL2017の開催までは、20円→34円と上昇し続けましたが、当日から期間中は下落し続け、最終的に22円台まで落ちました。
この時は「噂で買い、事実で売る」という言葉が広く知れ渡りました。
しかし、後に年末で400円まで上昇することになるとは誰も予想できませんでした。
モナコイン
リップルの急騰が目立ちましたが、ハッキングのあったモナコインも急騰する出来事が起こりました。
Zaifのハッキング被害後、1日で2倍に
先日、Zaifでハッキング事件にあった仮想通貨の中にモナコインがあることがわかりました。ハッキング被害後の急騰に驚いた方も多いようです。
主なモナコインの大きなニュースもありません。
しかし、それにも関わらず、たった1日で100円⇒200円と価格が約2倍になる出来事が起こりました。
Zaifのモナコイン盗難について
Zaifからプレスリリースがあり、MONAコインの被害状況がわかりました。
モナコインの被害総額は6236810枚(約6.7億円)となります。
①Zaifに生じた損失総額
・BTC 5,966.1 (円換算:4,251,234,047)
・MONA 6,236,810.1 (円換算:671,704,448)
・BCH 42,327.1 (円換算:2,107,677,945)
②顧客の資産に与える影響
消失した約70億円相当の仮想通貨のうち、お客様の預かり資産に相当する仮想通貨は約45億(4,587,099,227円)になり、内訳は下記の通りです。
・BTC 2,723.4 (円換算:1,940,662,281)
・MONA 5,911,859.3 (円換算:636,707,257)
・BCH 40,360.0 (円換算:2,009,729,689)
盗難された顧客の仮想通貨は返却されるということですが、方法は以下の通りです。
②お客様の資産(日本円の調達、及び、預かり仮想通貨の準備)
弊社は、株式会社フィスコデジタルアセットグループとの間で、弊社に対して50億円が提供されることを検討する内容とする基本契約を締結しました。同社との間では、今月下旬には提供が実行されることを前提として準備・交渉を進めております。
その上で、弊社は、提供を受けた資金により、消失した仮想通貨を調達し、お客様の資産に被害が及ばないように準備を行う予定です。
今後、基本契約の内容が実行されるなどした場合は、適宜、速やかにご報告をさせていただく次第です。
仮想通貨の入出金停止に関するご報告、及び弊社対応について|テックビューロ株式会社のプレスリリース
つまり、消失した仮想通貨を調達であるモナコインが返却されることが発表されたことで返却のためにモナコインを大量購入する動きが起こるとして上昇したのかと思われます。
大量の買いが入ることで、時価総額の低いモナコインは一気に上昇することは考えられます。
その一方でZaifを買収するフィスコさんへのコインテレグラフさんの独占動画によるとキャッシュ、つまり、日本円での返金かなとも述べておりプレスリリースとの相違があります。
国税庁と話し合いをしながらということで日本円かモナコインで返金されるのか?まだ、あいまいな状態です。
最後に
久々に昨年あったような仮想通貨らしい動きが見られました。
今年はずっと下落が続いており、今回のような急上昇を初めて経験された方も多いと思います。
現状での急騰には疑問に感じたものの、良くも悪くも盛り上がっていたので、このような事が続いてほしいなと思います。
どちらにせよ仮想通貨はこれからですので、どのような歴史を歩むのか楽しみです。